警備員のバイトをやってみた感想

喫煙コーナーの警備員 雑談

警備員のバイトは私がWeb業界へ進むための勉強期間中に行っていたバイトです。

警備業自体には正直あまり興味は無かったのですが昼間にWebの学校へ勉強に行くために、夜間でも働く事ができるという点に惹かれ、このバイトを始めました。

事前に警備業に関しての知識等は一切無く、とりあえず受けてみるかという非常に軽い気持ちで面接を受けましたが本当にすんなりと採用が決まりました。

警備員の業界というものは、基本的には人気が無く常に人手不足の様な状態なので若くて健康的な方であれば大抵どなたでも簡単に採用されるのが特徴です。




要は競争率が非常に低いんです(´・ω・`)

結論を先に書きますが警備員という仕事をする事は、一時的にお金が必要である場合や余程の理由がある方以外にはおすすめはできません。

詳細については下記に記しますのでよろしくお願いします。


目次

警備業の研修制度について

青い服装の警備員

まず警備業は警備業法という法律で現場で実際に業務を行う前に事前に新任研修として、15時間以上の「基本教育」と15時間以上の「業務別教育」、合わせて30時間以上の研修を事前に受講しなければなりません。

業務別教育の内の8時間は現場で実際に働く事で消化する事が可能なので、実際には3日間で23時間の研修期間がありました。




研修自体はただ座って現場での動き方や過去の事例などの話を聞くだけなので、非常に楽というか…こんなので良いのかと思いながら聞いていました(´・ω・`)

私の受けた会社では一応研修期間中も給料が発生するシステムでした。

研修には私を含めて3名が同時に受講する形となっており、受講者は非常に若い年齢層の方々のでした。

警備員と言えば割とご年配の方が多いという印象があったのですが、私が受講した時は平均点20代なかばと意外に若かったです(´・ω・`)

警備業の種類と特徴

黒い服装の警備員

研修の際に学んだ警備業の種類についても説明をいたします。

警備業には警備をする対象の施設や環境等により1号から4号までの4種類に大別される業務が存在しています。

それぞれで警備を行う対象や環境が異なっておりますので、もし警備員として働きたいという方は、その特徴をとく把握しておく必要があります。

下記で簡単に説明をさせていただきますので、興味のある方は目を通しておいてください。



  • 1号業務は「施設警備業務」「巡回警備業務」「保安警備業務」「空港保安警備業務」「機械警備業務」の5種類に大別される業務になります。

    読んでいただければわかると思うのですが、主にデパートや病院、その他施設等の屋内での警備業務がこちらの1号業務に該当します。

    学校などで施設の施錠をされている守衛さん等もこちらの1号業務に該当します。

    1号業務は基本的には屋内での仕事となるために、警備業務の中でも比較的身体的な負担は少ない部類の業務と言え、警備業が初めてだったり体力的に自身の無い方にとっても比較的働きやすい部類の業務と言えます。
    特に、常駐警備であればトラブルが発生しない限りは巡回以外の大半の時間を防災センターで待機しているだけ、等という事もザラなので狙い目です。

    私が働いていた時もこちらの1号業務を担当しておりましたが、私の勤めていた警備会社は近場で常駐警備の仕事を持っていなかったのであまり楽では無かったです(´・ω・`)

  • 2号業務は「交通誘導警備業務」「雑踏警備業務」の2種類です。

    道端でよく見かける誘導棒を振っている方々はこちらの2号業務に該当します。

    2号業務は基本立ちっぱなしな上に野ざらしでの業務となるのであまり楽とは言えないと思います。
    何か余程の事情がある場合以外はこちらの業務を選ぶことは個人的にはオススメしません。

  • 3号業務は「貴重品運搬警備業務」「核燃料物質等危険物運搬警備業務」となります。
    こちらは今回は触れないでおきます。

    また機会があれば追記などを行うかもしれません。

  • 4号業務は「身辺警備」の業務になります。

    いわゆるボディーガードですね。

    芸能人の周囲を固めている人なんかもこちらの4号業務をされている方になります。

    私の働いていた会社の役員の方も、ベッカムや本田圭佑等の有名人を警備していたらしいです。

    4号に関しては、その仕事の特性上かなり腕に自信のある方でないと中々務まりませんし、普通のアルバイトが出来るものでは無いと思います。



実際に警備員として働いてみた感想

警備員の男性

働いてみた感想として警備員はあまり良いものではないなというのが本音です。

研修後、初仕事の現場が研修等の時に聞いていた内容と違って近場ではなく2県跨いだ現場へ行かされたので私の警備会社に対するイメージはいきなり最悪になりました。

片道2時間は流石にブラックすぎるでしょ(´・ω・`)

その時の現場では私より警備業も人生も圧倒的にベテランな方とご一緒させていただき色々とお話をしていただきましたのですが、その方との会話の中で特に印象的だったのは「若い人がこんな仕事するもんじゃない」と言われた事です。




私は上述の通勤の事を思い出し、早く辞められるように勉強を頑張ろうと強く決意しました。

現場では基本的にぼーっと突っ立ってるか座っているだけでほぼ何もしません。

何もせずにその場にとどまり、作業をしている人を監視しているだけを求められている仕事が殆どでした。

なので肉体的には非常に楽な部類の仕事でした。

ただ、本当に何もしない何も出来ない状況なので、仕事中は暇で暇で時間の流れがとにかく遅く感じられ精神的に辛くなる事が多かったです。

個人的に感じた警備員のバイトのメリット・デメリット

男性の後ろ姿

【メリット】
採用率が高い
冒頭で説明したように採用自体は誰でも簡単にしてもらえるので、とりあえず早くお金が欲しいという方には良いと思います。

あらゆる時間帯で仕事がある
こちらも私の様に昼間に何か別の用事があり夜中にしか働けないという方などには大きなメリットと言えると思います。

場合によっては予定していたよりも早く仕事が終わる事がある
これにはメリットもデメリットもあるのですが、仮に現場での仕事が予定よりも短時間で終わってしまったとしてもある程度の日給保証をしてくれるという制度が大抵の警備会社で存在しています。

【デメリット】
拘束時間が長い
私の働いていた会社では最低でも30分前には現場入りをしていないといけないという決まりでした。
場合によってはその日の勤務地がかなり遠方になる場合もあったりするので気持ち的にも厳しかったです。

毎回勤務ごとに出退勤のメールを入れないといけない
個人的にメールでのやりとりは元々あまり好きでは無かったので煩わしさを感じていました。
ただ警備業の特性を考えれば確かに必要な事でもあると理解はできますが、私のようにズボラな方にはあまり不向きな様に感じます(´・ω・`)



場合によっては予定していたよりも早く仕事が終わる事がある
こちらは先ほどメリットの方でも書いたのですが終わった時間によっては帰る足も無く、入れる店も無い状態で夜中に街中に放り出されるという状況にもなりえる事なのでデメリットとしました。

事実私も寒空の下、電車が動く時間まで我慢して待ち、これから出勤をする会社員の方達と一緒に始発で自宅へ向かうという経験を何度も体験しました。

また、日給保証があるとは言え勤務時間が予定していたよりも早くなってしまうという事は、本来貰うはずだった給与の全額を受け取る事が出来ないということでもあるので、そこもデメリットだと感じていました。

制服を毎回現場に持って行かなければならない
毎回現場が変わるので、荷物を仕事場に置いておくという事が出来ません。
ですので制服一式の様に嵩張る荷物を毎度持参しなければならない点にも煩わしさを感じました。

求人では働ける現場は多数と記載されていたが、いざ働いてみると自分に合う条件の現場はあまり無かった
求人上ではいかにも勤務地が豊富で様々な働き方にも対応できる様な旨の内容が記載されていましたが、実際にはこちらにそこまで選べる自由は無く、泣く泣く条件の悪い現場へ足を運んでいる方も多かったです。

こちらに関しては会社の規模等によりけりなのかもしれませんが、不安がある方は面接などの段階で厳しく問いただしておいた方が良いと思います。

警備員のバイトをやってみた感想のまとめ

空と建物

警備員のバイトをした感想としては、向き不向きがある仕事だと思いました。
まあこれはどの仕事にも言える事ですが(´・ω・`)

時間の流れが非常に遅く感じられる仕事なので、そういった業務に耐性のある方であれば楽で良いかもしれません。

どうしても急にお金が必要で夜中しか稼ぐ時間が無いなどの場合であれば最適なバイトとも思いますが、それ以外の方であれば給料や拘束時間を考えると別の仕事をした方が絶対に良いと思います。

特に若い人は(`・ω・´)
以上、警備員のバイトについての感想でした。

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