本日はスコッチウイスキー「デュワーズ ホワイトラベル」について飲み方ごとの評価を行います。
実際にこちらのお酒の味を4種類の飲み方で確認してみた結果としては、味の方向性自体には癖はありませんが、アルコールのビリビリとした刺激が兎に角強く出過ぎている銘柄の為、飲み方はある程度限定されてしまう銘柄だと感じました。
具体的にはロックやハイボールであればそれなりに美味しく飲めましたが、ストレートやトワイスアップの場合は少々物足りなさや粗が目立ちましたね(´・ω・`)
アルコール度数や値段、味などの詳細な評価については下記に記しますのでよろしくお願いします。
また、過去にはデュワーズの歴史や概要説明をまとめた記事を公開しておりますので、併せてお読みいただければ幸いです。 デュワーズ ホワイトラベル 700ml
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目次
「デュワーズ ホワイトラベル」の詳細
値段 | 1,574円(700ml)| 200ml・1750ml(オープン価格) |
---|---|
アルコール度数 | 40% |
内容量 | 200ml・700ml・1750ml |
原産地 | スコットランド |
原材料 | モルト・グレーン |
酒類 | ブレンデッドウイスキー |
デュワーズ ホワイトラベルについて

ホワイトラベルはデュワーズブランドのウイスキー中でも最も手ごろな価格で購入をする事が可能なエントリークラスの銘柄となっております。
しかし値段は手ごろであっても、その品質は決して安くはありません。
初代マスターブレンダー、A.J.キャメロンによって1899年に生み出された本銘柄は、100年以上の時を経てなお色褪せることのない人気の高いウイスキーです。
見た目の印象について

ボトルデザイン(フルボトル時)は割とオシャレなデザインではあると思いますが、個人的にはそこまで好みではありませんね。
嫌いでもありませんが(´・ω・`)
液色は全体的に明るい色をしており、やや黄色みが強い印象。
ストレートで味を確認します

まず最初の飲み方はストレートです。
最初にアルコールのツンとくる匂いを強く感じました。
その他には樽由来の甘い香りが目立ち、奥の方に少しだけ酸味のあるフルーティーな香りも感じられます。
ピートはほとんど感じない気がします。
偏りがなく中庸的でバランスのいい香りで流石はスコッチを代表する銘柄の一つといった印象です。
デュワーズ ホワイトラベルは1000円強という価格帯でありながらも香りにはしっかりとした太さがあり、奥深い表情が感じられます。
口にするとまず最初にアルコールの強烈な刺激が構内に広がりました。
味を確認するどころではない辛み(´・ω・`;
序盤はアルコールの刺激で味が感じづらく、若干さっぱりしすぎていて薄っぺらい印象も抱く内容ではありますが、味が落ち着いてくる中盤から後半になるとホワイトラベルの持つライトでありながらも奥深さのある甘い風味がしっかりと感じられました。
風味には甘いバニラやチョコレートの様な風味が強く感じられる点は悪くはありませんが、やはりちょっと原酒が若すぎる印象です。
めっちゃ辛い(´・ω・`)
ホワイトラベルのストレートは個人的な評価はあまり高くありません。
点数は63点です。
味の方向性は悪くはありませんが、ストレートで飲む場合にはアルコールの辛さが主張しすぎています。
気のせいかと思い何度も味を確認しましたが、やはり何度飲んでも序盤には旨みが殆ど感じられず、ただただ「きつい」と感じる内容に。
トワイスアップで味を確認します

次の飲み方はトワイスアップでいただきます。
水を加えると香りからはアルコールの刺激が殆ど感じられなくなり良い感じに。
樽由来のどこか粉っぽく甘い風味と、少しだけではありますがレモンの様な爽やかな香りを感じます。
全体的にさっぱりとした感じですね。
味は滑らかで飲みやすく旨みもそれなりに感じられますが、水で割ってもアルコールの刺激はまだ若干残っていますね。
味のベースは甘みですが、後半になるにつれて酸味が追いかけてきます。
デュワーズ ホワイトラベルのトワイスアップは、正直ちょっと薄っぺらいかな~という内容ではありますが、それでも国内の同価格帯のウイスキー「ブラックニッカ リッチブレンド」などと比べると十分に旨みが感じられる内容となっておりますので、個人的な評価はそこまで悪くはありません。
値段的にも製品のコンセプト的にもハイボールに焦点を当てた製品だと思われますので仕方がないとは思いますが、もう一声欲しいというのが本音です。
65点。
ロックで味を確認します

次はロックでいただきます。
デュワーズ ホワイトラベルをロックにすると粉っぽい香りが目立ちますね。
味はストレートの時と比べるとアルコールの刺激が幾分和らぎ飲みやすくなりつつ、旨味を感じやすくなり好評価。
中盤から後半かけては本銘柄の持つ強いビリビリとした刺激感が舌の上に残りますが、まるで微炭酸の飲料水を飲んでいるかの様な程よい刺激感となっており嫌な印象は受けません。
はちみつの様な甘く香ばしい風味が感じられるデュワーズ ホワイトラベルのロックは個人的には割とアリな飲み方だと感じました。
68点。
ハイボールで味を確認します

4番目の飲み方はハイボールです。
ハイボールでは当然のことながらアルコールの辛みは一切なくなりとても飲みやすくなりました。
デュワーズはハイボールの起源と言われているだけあり、甘みや優しく感じられる甘みが魅力的な美味しい飲み方だと感じます。
とは言えホワイトラベルのハイボールは確かにうまいとは思いますがそこまで特筆して際立つ要素も無く、まあまあな評価といった印象です(´・ω・`)
良い意味で味や風味にそこまで目立った要素の無い銘柄なので、食事中にいただくお酒としてはかなり優秀な銘柄だと思います。
逆にいえば、このお酒単体で味を楽しむには色々と物足りない物が多くありますので、これから初めて購入をする予定の方はそのあたりをよく理解したうえで手にされる様にしてください(´・ω・`)
68点。
「ウイスキー デュワーズ ホワイトラベルの飲み方ごとの味の評価について」の総評

本日はスコッチウイスキー「デュワーズ ホワイトラベル」についての評価を行いました。
実際にこちらのウイスキーをいただいてみた感想としては、癖の無いクリアな味わいは割と好みでしたが、飲み方がかなり限定されてしまうその仕上がりにはやや物足りなさを感じました(´・ω・`)
ストレートで飲んだ際にここまで辛さを感じたスコッチウイスキーは今までには無かったと思います。
値段を抑えるために粗さの残る若い原酒がふんだんに使用されているのかもしれませんが、それにしてもちょっと辛すぎかな(´・ω・`)
個人的にはこの価格帯で本銘柄と同様に癖の少ない飲みやすい銘柄を選ぶのであれば、「あかしRED」や「ホワイトオークあかし」、「ブラックニッカ スペシャル」などの方がパフォーマンスに優れるのでおすすめをしたいです。
デュワーズ ホワイトラベルはハイボールしか飲まないという用途が限定的な方にはおすすめをしますが、幅広い飲み方で味を楽しみたいという場合には若干場違いな銘柄だと思います。
本銘柄は街の酒屋やスーパー、コンビニなどで取り扱われておりますので気になる方は一度ご自身で味を確かめてみてください。
もしも身近にはないという場合にはAmazonなどの通販を利用されることをおすすめします。
今後も様々なウイスキーについてのレビューを行ってまいりますのでよろしくお願いいたします。
それでは今日はこの辺で(´・ω・`)ノマタネ