ブラック&ホワイトというウイスキーを飲んでみた | スコッチ・評価

ウイスキー ブラックアンドホワイト お酒
本日はスコッチウイスキー「ブラック&ホワイト(BLACK & WHITE)」を数種類の飲み方で評価していきます。実際にこちらのお酒を飲んでみた感想としては、癖が無く飲みやすい正統派な味わいのとてもうまいウイスキーでした。

1000円台中盤で購入が可能な事を考えるととてもコスパに優れた銘柄だと言えます。

値段や味の詳細な評価などについては下記に記しますのでよろしくお願いします。

「スコッチウイスキー ブラック&ホワイト」の詳細

原産地スコットランド
内容量700ml
アルコール度数40%
値段1500円程度
原材料モルト・グレーン
酒類ブレンデッドウイスキー

ブラックアンドホワイトについて

ブラックアンドホワイトのボトルキャップ

製造元はジェイムズ・ブキャナン社で、「ブラックアンドホワイト」は同社を代表する銘柄の一つとなっています。

スコットランドのグラスゴーで1879年に創業を開始したジェイムズ・ブキャナン社は1884年に「ブキャナンズ・ブレンド」を発売します。

発売当初は黒いボトルに白いラベルを採用したボトルデザインとなっており、そのシンプルでありながらもお洒落な見た目から人気を博しました。ブキャナンズ・ブレンドはその見た目の良さからミュージックホールやバーなど、従来よりも幅の広い販路に受け入れられ売り上げを伸ばし、1898年には同銘柄は王室御用達としての認可を受けます。

その後、ブキャナンズ・ブレンドが世間から「ブラックアンドホワイト」という愛称で呼ばれている事を耳にしたジェイムズ・ブキャナン社は同銘柄の名称を現在の製品名(ブラックアンドホワイト)へと変更しました。

同銘柄は英国下院議会のバーでも取り扱いが行われています。

ラベルに使用されている二匹の犬は、動物好きなブキャナンが偶然見物したドッグショーで優勝をしたのがこの二種類(スコティッシュ・テリアとウエストハイランド・ホワイト・テリア)のスコットランドを代表する犬種です。
そのショーで目撃した二匹の犬が、ブラック&ホワイトのラベルの、延いては同銘柄のブランディングの為のヒントとなったのです。

キーモルトは「ダルウイニー」「グレンダラン」「クライヌリッシュ」が使用されており、30種類以上のモルト&グレーン原酒をブレンドして構成されています。

見た目の印象について

ボトルは緑色をしておりキャップはスクリュータイプのものが採用されています。

ラベルの中央には上記の通り二匹の犬が象徴的に配置されていますね。

個人的にはキャップの部分のデザインが格好いいと思いました。

ストレートで味を確かめます

ブラックアンドホワイトのストレート

まずはストレートからいただきます。

液色は少しだけくすみのある琥珀色です。

香りは甘く優しい素直なものとなっており、モルティーな表情がしっかりと感じられます。

アルコールの刺激感もそこそこありますね。

原酒が若いためか、執拗に香りを確認しているとアルコールの刺激によって鼻が痛くなります。

フルーティーで爽やかな表情も確認できますね(´・ω・`)

この価格帯の銘柄としては香りにも十分な厚みがあり高印象です。

味はまず最初にフルーティーな酸味が感じられ(嫌な酸味ではありません。)、その後甘みへと変化をしていきます。
味の後半にはかなり甘口なウイスキーに変化をしていき、濃厚で舌に絡みつく黒蜜の様な味わいへと変わります。

テイスティングをしていて思わずリアルに「ウマッ」っと口に出てしまう程しっかりとした味わいとなっています。

これは高評価です。

75点。

アルコールのピリリとした刺激も多少はありますが、1000円台中盤でこの味わいはかなり贅沢です。

もうワンランク上の価格帯(2000円以上)の味だと感じました。

ウイスキー ブラック&ホワイトはコスパの化け物ですね。

トワイスアップで味を確かめます

ブラックアンドホワイトのトワイスアップ

お次の飲み方はトワイスアップです。

水を加えると洋ナシの様なフルーティーで華やかな部分が前面に出る半面、アルコールの刺激感はほぼ感じられなくなりました。

標準的で模範的。

変な癖も無い非常に優等生な表情になりました。

味わいについては酸味があまり感じらなくなり、口に入れた傍からモルティで香ばしい風味と甘い味わいが強く主張します。

アルコールの辛みも殆ど感じられなくなり、とても滑らかな飲み口へと変化しました。

安いウイスキーを加水すると味わいが薄っぺらくなりすぎてしまい、旨みが殆ど感じられなくなる事も多いのですが、ブラック&ホワイトに関してはそういった事は全くありませんでした。

ストレートの時と比べるとアルコールの辛さがない分、より甘さを素直に感じられるスムースな味わいに

トワイスアップの評価は73点です。

ロックで味を確かめます

ブラックアンドホワイトのロック

三番はロックの味を評価します。

ブラック&ホワイトをロックにすると前半は樽の香りが目立ち、氷から多量の水分が溶け出してくる中半になるにつれて、これまでにはあまり感じられなかった苦味の部分が目立つようになりました。

苦甘い味わいですね(´・ω・`)

味や風味の変化が面白いとは思いますが、個人的には前半に感じられる飲みやすい素直な味の方が好みですね。ロックにしてもしっかりとしたボディのある味わいが感じられるこのウイスキーは、この価格帯の銘柄の中では抜きんでた実力を持つ銘柄だと感じました。

香ばしい香りとほろ苦い風味が目立つブラック&ホワイトのロックを飲んでいると無性にナッツ類を口にしたくなります(´・ω・`)

冷やすことによりギュッと旨みが凝縮し雑味が感じづらくなるロックは本銘柄の美味しい飲み方の一つです。

74点。

ハイボールで味を確かめます

ブラックアンドホワイトのハイボール

最後の飲み方はハイボールです。

ブラック&ホワイトはハイボールにしても味が崩れることはありません。

味はウイスキー由来の甘みと、炭酸からくる酸味のバランスが程よく感じられて美味しいです。

この銘柄の持つフルーティーな風味も花を添えていますね。1000円台中盤の銘柄としてはかなりしっかりとした作りとなっており、ぶどうの様な瑞々しく爽やかな風味と、黒糖の様な香ばしさとコクのある甘みが特徴的です。

値段的に考えて、ハイボールでも躊躇なく飲むことが出来る使い勝手の良さもこの銘柄の評価が高いポイントの一つですね。

甘味はありますが全体的にはすっきりとした味わいとなっていますので、食中酒としても合いそうですね(´・ω・`)

73点。

ブラック&ホワイトのコスパや満足度について

ウイスキーのラベル

スコッチウイスキー「ブラック&ホワイト」は1000円台中盤で購入が可能な銘柄ではありますが、その品質については間違いなくお値段以上に仕上げられておりますので、コスパの面ではとても優秀な銘柄であると言えます。
また、この価格帯の銘柄の場合はハイボール以外の飲み方ではあまり美味しさが感じらない、飲み辛いものも多いのですが、本銘柄に関してはそういった事も一切ありません。本品は元々のボディがしっかりしている銘柄なので、水や炭酸で割っても旨味はしっかりと保たれており、様々な飲み方でとても美味しくいただくことが可能な製品でした。

ウイスキー初心者は勿論、玄人の方をも虜にするスコッチウイスキー ブラック&ホワイトは、買って損の無い間違いなく万人におすすめする事ができる高評価な一本です。

お近くの販売店で見かけた際には迷わず購入しましょう(´・ω・`)

「ブラック&ホワイトというウイスキーを飲んでみた | スコッチ・評価」の総評

ウイスキーのボトルとグラス

本日はスコッチウイスキー ブラック&ホワイトについての評価を行いました。

実際にこちらのウイスキーの味を確認してみた結果としては、1000円台中盤で購入が可能な銘柄でありながらも、様々な飲み方に対応が可能な器用さも併せ持つコスパの化け物とも言うべき製品でした。

この価格帯の銘柄の中では最強クラスの品質を持つオールラウンダーな一本ですね。

味わい自体には殆ど弱点の無い本銘柄ではありますが、唯一難点を挙げるとするのであれば、取り扱い店舗の少なさでしょうか(´・ω・`)

私の場合は近所のスーパーで一店舗だけ、ブラック&ホワイトが売られているお店がありますので普段はそちらで購入をしておりますが、その他の有名銘柄と比較すると露出は少ない印象があります。

もしも本記事の評価をご覧になってこちらの銘柄が気になった方はお近くの販売店を探してみてください。

もしも近場では取り扱いが無いという場合にはAmazonや楽天などの通販サイトを利用して入手される事をおすすめします。

今後もスコッチやその他ウイスキーについてのレビューを行って参りますのでよろしくお願いします。

それでは今日はこの辺で(´・ω・`)ノマタネ

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