■ 現行のデュワーズの種類一覧
- ◇デュワーズ ホワイトラベル
アルコール度数:40%
値段:1000円台中盤(フルボトルサイズ:700mlあたり) - ◇デュワーズ 12年
アルコール度数:40%
値段:2000円台中盤(フルボトルサイズ:700mlあたり) - ◇デュワーズ 15年
アルコール度数:40%
値段:4000円台中盤(フルボトルサイズ:750mlあたり) - ◇デュワーズ 18年
アルコール度数:40%
値段:9000円台中盤(フルボトルサイズ:750mlあたり) - ◇デュワーズ 25年
アルコール度数:40%
値段:16000円台中盤(フルボトルサイズ:750mlあたり)
デュワーズの歴史について
デュワーズは1846年にスコットランドの地で誕生しました。
創業者はジョン・デュワー&サンズ社の社名にもなっているジョン・デュワーです。
若かりし頃のジョン・デュワーはワインやスピリッツ類(蒸留酒)を製造する会社に勤めており、そこでウイスキーについての作り方も学び、1846年に自身のオリジナルの製品を販売するために独立・起業します。
彼は当時としては初めてとなる「ウイスキーをガラス製のボトルに詰めて販売を行う」という手法を取り入れ、順調に売り上げを伸ばしていきます。
彼がビンでの販売を始める以前は、ウイスキーといえば各々が容器を販売店へと持ち寄り、量り売りで購入をするという煩わしい販売方法が主流でした。
とは言え、ビン売りという手法を用いたからと言っても、スクリューキャップを採用した時のホワイトホースの様に爆発的なヒットを飛ばしたという訳ではありませんでした。
デュワーズが現在の様に世界的に評価の高い人気のウイスキーとなった背景にはジョンの二人の息子である「アレクサンダー」と「トーマス」の活躍が大きな鍵を握ります。
ジョンの二人の息子について
1880年、70代半ばでジョンが亡くなるとその後の経営は彼の二人の息子が引き継ぐこととなります。
それぞれ違った性質を持つ彼ら兄弟は、寡黙で職人気質な兄アレクサンダーが製造・開発を、陽気で社交性に富んだ弟トーマスは営業・販売を主に担当する様になり、デュワーズを現在にも続く世界的なウイスキーへと押し上げていきます。
ジョンの息子たちについて語られる話題の中でも最も印象深いエピソードのひとつに、1886年にロンドンで開催された見本市でのトーマスの仕掛けたマーケティングについてのお話があります。
当時開催されたロンドンでの酒の見本市の場にケルト民族の衣装に身を包んだバグパイパーを呼び寄せ、デュワーズのブース内での演奏を行う事で周囲からの高い注目を集めました。
ロンドンに暮らす人々にとって、ケルトの衣装や楽器、音楽は珍しい物だったようで、その場のどのブースよりも目立つ注目度の高いパフォーマンスだったようです。
このパフォーマンスによりデュワーズのブースも大盛況となりました。
賞歴・英国王室御用達を賜る
デュワーズは1886年に開催されたエジンバラ国際博覧会でのメダルを受賞して以降、今日までに様々な品評会で1000以上もの賞を受賞してきた世界的にも高い評価・知名度を持つウイスキーメーカーです。
1893年にはヴィクトリア女王によって英国王室御用達のお墨付きも受けています。
デュワーズのキーモルトについて
デュワーズのキーモルトはアバフェルディ、オルトモア、クライゲラヒ、ロイヤルブラックラ、マクダフの計5種類。
中でも主にアバフェルディを中心に構成されており、そこに他の4種類のキーモルトも少量使用されています。
そのアバフェルディ蒸留所では伝統的な木製の発酵槽を使用し、通常よりも長い70時間もの時間をかけてじっくりと丁寧に原酒製造が行われています。
そういった手間暇かけて作られるアバフェルディのモルト原酒は蜂蜜の様な甘く香り高い風味を有します。
デュワーズの製法について
デュワーズは一度樽で熟成を行ったモルト原酒とグレーン原酒をブレンドした後、もう一度樽に移して6ヶ月以上の期間の熟成を行う「ダブルエイジ製法」と呼ばれる工程を古くから取り入れてきました。
ダブルエイジ製法を取り入れることによりデュワーズのウイスキーは角の取れた滑らかな口当たりとなり、多くの人々から評価されるバランス感覚に優れた味わいに仕上がります。
アメリカでの人気について
デュワーズは現在では全米で最も高い人気を誇るスコッチウイスキーとなっております。
1891年に「鉄鋼王」と呼ばれていたスコットランド出身の実業家アンドリュー・カーネギーが当時のアメリカ大統領であるベンジャミン・ハリソンへ樽に入ったデュワーズを贈ったことが全米で話題となりました。
その出来事がきっかけとなり、デュワーズはアメリカでも高い人気と知名度を持つスコッチウイスキーとなりました。
バーテンダーからナンバーワンの支持を受ける
デュワーズはバーテンダーからの支持No.1とも言われているウイスキーです。
ハイボールの起源説
諸説ありますが、一説にはハイボールという言葉は1981年にデュワーズの創設者の一人であるトミー・デュワーがニューヨークのバーでウェイターに言った
「もっと背の高い(high)グラスにしてくれないか。そうすればもっと楽しめる(have a ball)」
という「high」と「have a ball」が組み合わさって生まれたと伝えられています。
つまりデュワーズというブランドこそがハイボールの起源である…かもしれないという事ですね(´・ω・`)
「ウイスキー デュワーズの歴史や評価、種類などについて | ハイボール」の総評
本日はスコッチウイスキー デュワーズの歴史や酒類、キーモルト、ハイボールの起源説などについてのご説明となりました。
ハイボールは好きだがデュワーズがその起源(一説)であった事は知らなかった方も多いのではないでしょうか。
ジョン・デュワー&サンズ社が販売を行っているウイスキーについては後日レビューを行いますのでよろしくお願いいたします。
それでは今日はこの辺で(´・ω・`)ノマタネ
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