本日はブラックニッカ リッチブレンドのテイスティングレビューを行いたいと思います。
まず最初に、改めて味や風味を色々な面(味や飲み方など)でチェックした結果としては、ブラックニッカリッチブレンドはやはりコスパ的にも悪くない優れた商品であることを再確認致しました。
因みに、ブラックニッカ リッチブレンドは2013年に誕生した割と新しい銘柄になります。
リッチブレンドはニッカウヰスキーが製造し、アサヒビールが販売をしている商品であり、同シリーズのレギュラー商品の中ではブラックニッカ クリアに次いで、下から二番目に値段が安い銘柄になります。
評価の面などはお察しですが、ブラックニッカシリーズと言えばやはりブラックニッカクリアが特に有名であり(安くてまずいと言われ話題になっていますよね。)、ある意味ではシリーズの象徴の様な銘柄だと思っておりますが、その上位モデルであるリッチブレンドについては世間の扱いは今一つ地味な印象を受けます。
私自身も「ブラックニッカ」と言われれば真っ先に思い浮かぶ銘柄はクリアの方になりますし、リッチブレンドが頭に浮かんでくるのは割と後の方になると思います。
しかしリッチブレンド内容や評価については世間からも割と上場で、私自身も値段の割には美味しい銘柄だと思っております。
そんな存在感が薄めのブラックニッカ リッチブレンドについて本日は改めて確認をしていきたいと思います。
詳細については下記に記していきますので、そちらも併せてご覧になってください。
また、先日行いましたブラックニッカ クリアについてレビューをまだご覧になっていないという方はそちらからご覧になっていただく事をおすすめ致します。
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目次
ブラックニッカ リッチブレンドの値段について
ブラックニッカ リッチブレンドは700mlのフルボトルサイズの定価が1330円となっております。
しかし実際に小売店で販売されている値段については1100円前後で売られている場合が多いです。
ブラックニッカクリアと比較すると値段的には3~400円程度しか変わらないという事ですね(´・ω・`)
この仕上がりの差で3~400円程度しか値段が変わらないというのは驚きです。
ブラックニッカリッチブレンドのボトルデザインについて
ボトルは曲線的で柔らかな形の円柱形。
ウイスキーのボトルと言えば一般的には角ばった物やワインボトルの様な形の物が多いですが、こちらの銘柄のボトルはそのどれとも違う独特の形状をしています。
パッと見た印象としては女性的な形をしており、裸婦のトルソーの様なイメージを私は思い浮かべてしまいます。
液色については平均的なウイスキーの色味です。
濃くも無ければ薄くもありません。
まずはストレートから飲んでみます
まずは香りから確認をしていきます。
香りはあまり強くはありませんがシェリー樽由来のレーズンの様な匂いが確かに感じられます。
良い香りですね(´・ω・`)
ブラックニッカクリアと比較するとリッチブレンドの場合は香りの輪郭が見えやすい印象。
では味を確かめていきましょう。
アルコールの刺激は結構ありますがこの価格帯の銘柄であれば一般的なレベルの辛みです。
口に含んだ際の香りはあまり強くはありませんが、華やかでフルーティー。
余韻は蛋白で味わいに広がりは生まれません。
よく言えばキレのある味わい。
悪く言えば単調で深みに欠けます。
しかしブラックニッカクリアと比較すると格段に旨味を感じますし、ストレートで飲んでもまずいという事はありません。
値段を考えれば悪くない味だと思います。
ストレートでの飲み方に点数を付けるのであれば59点といった感じですかね(´・ω・`)イイカンジ
トワイスアップで飲んでみます
続いてはトワイスアップです。
ウイスキーと同量の水を加水をしてみます。
香りに華やかさが増しますね。
雑味が無くなりより透明感のある匂いになりました。
味わいについては、アルコールの刺激は和らぎましたが同時に全体的に薄くなりました。
やはり元々のボディが薄い銘柄なので、単なる水割りでは強度を維持しきれていないという印象。
飲みやすいという事とはまた違い、単純に「薄い」です。
まずい事は無いのですが、色々と足りなくなる印象。
57点。
ロックで飲んでみます
ロックではやはり香りは閉じますね。
殆ど何の匂いも感じなくなりました。
味は氷水でアルコールが希釈されて飲みやすいのですが、同時に香りや旨味の様な物を感じ辛くなりました。
この銘柄が本来持っているポテンシャルが完全に封じられてしまいました。
味の余韻についても殆ど何も感じません。
アルコールの刺激が残るだけです。
56点。
ハイボールで飲んでみます
ハイボールでもは微かにしか感じませんが味自体は辛味も無くゴクゴク飲めてしまいます。
美味しいです。
やはり安い銘柄なので必然的にハイボールで飲んだ場合が一番評価が高くなってしまいますね。
ハイボールにすると数少ない個性が殆ど吹き飛びました、じっくりと味を確かめていくと奥の方からほんの少しだけストレートの時に感じられた華やかな香りが顔を出します。
全体的に薄いが美味い(´・ω・`)
63点。
ブラックニッカ リッチブレンドの全体的な満足度
価格も安くどの様な飲み方であってもそれなりに美味しく味わえるブラックニッカリッチブレンドは中々悪く無い銘柄だと思います。
これでブラックニッカクリアと数百円しか値段が変わらないと言うのですから驚きです。
コスパの面を考えてもリッチブレンドは中々優良なウイスキーであると言えます。
一般的にサントリーの角瓶とブラックニッカ クリアが比較対象とされる事が多いとは思いますが、価格を考えればこちらのリッチブレンドの方が近く本当のライバル商品だと言えると思います。
そう考えた場合、こちらの商品はハイボールを除けば角瓶よりも美味しく飲む事が可能なので、トータルで見れば値段の割には優秀だと思います。
ブラックニッカリッチブレンドは初心者向けか
どこでも売っているという点や価格と味のバランスの良さから考えれば、正に初心者が飲むべき銘柄であると言えると思います。
同価格帯でもっと美味しい銘柄も世の中には存在しておりますが、手に入りやすさや癖の無さを考慮すれば十分初心者にもおすすめ出来る銘柄です。
こちらのボトルのおすすめ度やコスパについて
個人的なおすすめはハイボールですがそれ以外の場合でもそこそこ美味しく飲む事が可能なので、コスパも悪くはないです。
値段に対するクオリティは十分に伴っている商品なので、飲み方によってはブラックニッカクリアよりもコスパが優れていると言っても良いかもしれません。
ボトルの種類について
・4l(ペットボトル)
・2.7l(ペットボトル)
・700ml
・180ml
ブラックニッカ リッチブレンドは4種類のボトルサイズが存在しています。
この銘柄が好きでよく頻繁に購入をされるという方の場合であれば4lや2.7lサイズのものを買う方がコスパ的には優れています。
4lについてはAmazonでも販売をされておりますので、そちらで購入をされる方が運搬の手間も省けますのでおすすめです。
また、リッチブレンドを試しに飲んでみたいがあまり量が多いのは口に合わなかった時が怖い…という方であれば180mlで味見をしてみてください。
その上で自身の好みでもっと飲んでみたいと思えた場合は700mlなどのボトルを手に取る様にしましょう。
数量限定商品について
・ブラックニッカ リッチブレンド エクストラシェリー
・ブラックニッカ リッチブレンド コンフォートアロマ
リッチブレンドには数量限定で販売された銘柄もあります。
こちらの評価に関しては…正直微妙です。
悪い評判はありませんが、そこまで良い訳でもありません。
良くも悪くも値段相応の出来といった感じです。
「ブラックニッカ リッチブレンドの評価や飲み方について | ニッカ」の総評
本日はブラックニッカ リッチブレンドのご紹介となりました。
リッチブレンドはブラックニッカクリアと比較して値段的には数百円の違いしかありませんが、味や汎用性の高さは数段上のレベルにあります。
良い物を安く提供したいというニッカの気持ちがこの銘柄には詰まっています。
もしもブラックニッカクリアがまずい為にリッチブレンドまで敬遠しているという方は一度騙されたと思って飲んでみてください。
ブラックニッカシリーズに対するイメージがガラリと変わると思います。
今後もブラックニッカや他のウイスキーについて色々とレビューなどを行っていきますのでよろしくお願いいたします。
それでは今日はこの辺で(´・ω・`)ノマタネ
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