本日はサントリーから販売されているアメリカンウイスキー「ジムビーム ライ」について4種類の飲み方で味の評価をしていきたいと思います。
実際にこちらのウイスキーを飲んでみた結果としては、飲み方の種類によっては若干の物足りなさも感じられる面はありますが、定価1670円という値段を考えると悪くはない仕上がりだと感じました。
スパイシーな味わいなど、まずいという事は決してありませんが若干人を選ぶ仕上がりにはなっていたかな(´・ω・`)
下記には過去にアップをしたジムビームの歴史やホワイトラベルの評価を行った記事を添付いたしますので、併せてお読みいただければ幸いです。
アルコール度数、価格、4種類の飲み方ごとの詳細な味の評価は次項に記しますのでよろしくお願いします。
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目次
「ジムビーム ライ」の詳細
値段 | 1,670円 |
---|---|
内容量 | 700ml |
アルコール度数 | 40% |
原材料 | グレーン、モルト |
酒類 | ブレンデッドウイスキー |
原産国 | アメリカン |
ジムビーム ライについての概要
ジムビーム ライはアメリカンウイスキーの一種類である「ライ・ウイスキー」に分類されます。
ライ・ウイスキーとは原材料中にライ麦が51%以上使用され、尚且つ内側を焦がした新しいオーク材の樽で2年以上の熟成が行われたウイスキーの事を指します。
因みに熟成期間が2年以上の長期間のものは「ストレート・ライ・ウイスキー」を名乗ることができるようになります。
バーボンウイスキーやその他5大ウイスキーについては別のページでまとめてありますので、詳細についてはそちらをご参照ください。
ジムビーム ライの見た目の印象
ジムビーム ライのボトルはテーマカラーが深緑色となっており、渋みのある非常に格好良いデザインになっています。
ボトルの形状自体は角ばった四角柱の形で、ボトルネックの部分にはカットが入っています。
全体的に男性的なデザインですね(´・ω・`)
キャップはスクリュータイプが採用されています。
ストレートで味を確かめます
まずはストレートでいただきます。
液色は若干黄色みが強いかなという感じです。
香りについてはバーボンウイスキーと同じようにエステリーで花の様な香りがまず最初に感じられます。
ただしバーボンと比べると主張は若干控えめかな(´・ω・`)
後は樽特有の若干粉っぽい香りも感じられます。
その他にはバニラもいますね。
口に含むとまず最初にキリッと締まった味わいが感じられます。
ウイスキーの中では辛口の仕上がりですね。
アルコールからくる辛さとはまた違ったライ・ウイスキー特有の喉にこびりつくスパイシーな刺激が感じられます。
風味については花の様な風味がまず最初に抜けていき、後からバニラが追いかけてきました。
ただしバーボンと比べると香り、旨み、余韻共に若干たん白な仕上がりだと感じました。
溶剤の様な風味もありますが、それすらも若干たん白な印象です。
ジムビーム ライのストレートはそこまで大きな癖も無く、個人的には飲みやすく割と好みの味だと感じました。
人によってはまずいと感じられるかもしれませんが、普段飲んでいるモルトを主体とした銘柄からの変わり種として時々飲む分には良い銘柄だと思います。
72点。
トワイスアップで味を確かめます
続いての飲み方はトワイスアップです。
水を加えると花の様な香りがより爽やかものに変化しました。
あとは何となくバナナっぽい香りもしますね。
バナナを少し発酵させたようなイメージです。
味わいについては角が丸くなって飲みやすくはなりましたが、ジムビーム ライの持つ良い意味での癖や個性の部分が見えづらくなってしまった印象です。
元々ストレートで飲んだ際でも若干たん白な印象があったのですが、水を加えるとその点が更に際立ってしまい物足りなさを感じます。
勿論それでもまずいということはありませんが、日本の安ウイスキーをトワイスアップにした時の様な味気無さを感じました。
67点。
ロックで味を確かめます
次の飲み方はオン・ザ・ロックです。
ロックにすると花と樽と冷やしバナナの香りがしますね。
味わいはスパイシーさを伴いつつも、良い感じに酸味が前に出て飲みやすいです。
香りはエステリーさが主体となっており飲みやすいです。
ストレートの時には多少の溶剤感も感じられましたが、ロックではそういった雑味もあまり目立ちません。
余韻ではロックにした際特有の砂糖を焦がしたような風味もしっかりと感じられてうまいです。
本日テイスティングを行った4種類飲み方の中では、個人的にはロックが最もうまいと感じられました。
74点。
ハイボールで味を確かめます
最後の飲み方はハイボールです。
ジムビーム ライのハイボールは飲んだ瞬間には華やかな風味が感じられますが、その後の余韻は殆どありません。
旨みや風味はすぐさま立ち消えてしまい、後はただの炭酸飲料水といった印象です。
良くも悪くも主張の少ない本銘柄のハイボールは、食中酒には最適かもしれませんが、じっくりと味を楽しむための飲み方としては不向きかもしれません(´・ω・`)
まずいという事はありませんが、諸々の弱さが目立つ飲み方だと思います。
67点。
ジムビーム ライの満足度や特徴などについて
ジムビーム ライは普段のモルトをベースとしたウイスキーの味わいとは一線を画す仕上がりとなっており、そのキリっとした後味と余韻の短い構成は、飲み手を選ぶ構成かもしれません。
本銘柄は個人的にはロックやストレートなどのあまり薄めない飲み方の方が美味しく飲めるウイスキーだと思いました。
とは言え、トワイスアップやハイボールであっても味がまずいという訳ではありませんが(´・ω・`)
その他に特筆すべきこととして、当銘柄は辛口なお酒を好まれる方にはおすすめな銘柄かもしれませんね(´・ω・`)
それでいて、どちらかと言えばウイスキーをある程度飲み慣れている方向けな仕上がりだとも感じました。
具体的な飲み方の種類ごとの味の違いについては、ご自身で確かめてみてください。
「ジムビーム ライはまずい? | 4種類の飲み方で味を評価」の総評
今回はアメリカンウイスキー「ジムビーム ライ」について4種類の飲み方での評価を行いました。
実際にこちらのライウイスキーの味を確認してみた結果としては、定価1,670円という値段以上の価値は十分に感じられる仕上がりとなっており、コストパフォーマンスについても悪くは無い銘柄だと感じました。
普段からあまりウイスキーを飲み慣れていない方にとっては、辛味や風味などに若干の癖もある為に「まずい」と感じられる事もあるかもしれませんが、ある程度ウイスキーの味を知っている方であればこの銘柄の持つ個性の部分についても面白いと思える構成になっています。
普段飲んでいる一般的なウイスキーの味(モルト&グレーン)とはまたひと味違った表情を持つ銘柄をお求めの方には「ジムビーム ライ」はおすすめな商品です。
今後もジムビームやその他ウイスキーに関する記事をアップしていく予定ですのでよろしくお願いいたします。
それでは今日はこの辺で(´・ω・`)ノマタネ
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