本日はトリスウイスキーについての記事です。
トリスはサントリーが製造販売を行っている銘柄で、日本国内でも特に高いシェアを誇るウイスキーの銘柄なので大抵の方はそのボトルを目にしたことがあると思います。
トリスウイスキーの歴史は長く、時代を越えて今日まで愛され続けてきた事には色々な理由があるのですが、今回はそんなトリスウイスキーに焦点を当ててお話をしていきたいと思います。
併せてトリスクラシックで様々な飲み方を試し、その味を評価を書いていきます。
まず最初に、トリス クラシックの味は人によってうまいまずいがはっきりと評価が分かれる銘柄ですが、実際に飲んでみた結果としては…やはりあまり美味しくはありませんね(´・ω・`)
ブログの飲み比べの検証用等で180mlのボトルを買う事はあるかもしれませんが、フルボトル以上を購入する事は今のところ考えていません。
トリスのレビューの詳細や歴史等については下記に記していきますのでよろしくお願いします。
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目次
トリスウイスキーの歴史について
トリスウイスキーは1946年に誕生します。
発売当初はウイスキーの原酒比率が5%と低くモルトウイスキーとグレーンウイスキー以外のスピリッツを混ぜた3級ウイスキーとして販売をされていましたが、1989年の酒税法改正を機にモルト原酒とグレーン原酒のみを使用した本格的なウイスキーとして生まれ変わります。
1950年代にはトリスバーと呼ばれるトリスウイスキーを使用したハイボール、通称トリスハイボールなどを中心に取り扱う酒場が大流行し社会現象になりました。
現在ではあまり考えられない事ですが、その時代の人たちにとってはそういった盛り場でトリスハイボールを飲みながら語らう事がイケていた様です。
トリスバーは古き良き時代を象徴する場所と言えます。
現在では殆ど見かける事が無くなったトリスバーではありますが、「十三トリスバー」など今でも営業をしているお店もあるようです。
気になる方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
その後2008年頃に起こったウイスキーブームの波に乗る形で、サントリートリスも2010年に発売されたハイボール缶等がヒットし再ブレイクを果たします。
CMについて(出演者:吉高由里子)
サントリートリスが際ブレイクをする為にCMの果たした効果が大きかった事は明白です。
当時人気のあった女優の吉高由里子を起用したCMは現在でも継続して放映されています。
その際に使用されていたCM曲はお茶の間になじみ深い「ドリフ大爆笑」の替え歌が使用されており「ト、ト、トリスのハイボール♪」というフレーズはあっという間に日本中に浸透していきました。
吉高由里子が出演するCMの効果も手伝いトリスウイスキーは再び注目度を高める事になりました。
また、トリスウイスキーを使用したトリスハイボールは同社の角瓶を使用した角ハイボールと共に、その後日本中で巻き起こったハイボールブームを長らく牽引する存在となりました。
トリスウイスキーのキャラクターについて
トリスウイスキーにはこの銘柄の顔となっている「アンクルトリス」というおじさんのキャラクターがいます。
キャラクター自体をご覧になった事がある方は多いとは思いますが名前についてはあまり知らない方は多いと思います。
因みにあのおじさんは1958年生まれだそうです。
年齢よりも随分若く見えますね( ´・ω・`)
アンクルトリスは1950年代のトリス全盛期にトリスハイボール、通称「トリハイ」を楽しむサラリーマン達の等身大の姿として愛されていました。
ボトルの種類について
トリスクラシック(アルコール度数37%)
・180ml瓶
・700ml瓶
・1.8リットル(ペット)
・2.7リットル(ペット)
・4リットル(ペット)
トリスエクストラ(アルコール度数40%)
・700ml瓶
・1.8リットル(ペット)
・2.7リットル(ペット)
・4リットル(ペット)
トリスウイスキーは様々なサイズの商品が販売されています。
一般的な700mlサイズの者からペットボトル入りのものまで、それぞれのニーズに合わせたチョイスが可能となっております。
日頃からトリスの銘柄を常飲しているという方の場合であれば4リットルや2.7リットルの物を買う方が値段的にもお得です。
トリス4リットルサイズはスーパーや酒屋でも簡単に見つける事ができますので、お求め方は一度そういったお店で探してみてはいかがでしょうか。
ハイボール缶について
レギュラー商品
・トリスハイボール(アルコール度数7%:350ml・500ml)
・トリスハイボール(キリッと濃いめ) (アルコール度数9%:350ml・500ml)
・トリスハイボール缶 ジンジャーエールハイボール(アルコール度数6%:350ml)
トリスのハイボール缶はコンビニやスーパーなどで簡単に見つける事が可能です。
値段についてはその他銘柄のハイボール缶の商品と比べても若干割安になっておりコストパフォーマンスに優れています。
味についても全体的にバランスが良く癖の無い飲み口が万人から支持を得ています。
良い意味でチューハイの様な味わいになっていますのでウイスキーがあまり得意ではないと言う方にもこちらの商品はおすすめする事ができます。
過去に販売されたトリス缶一覧
・トリスハイボール<すだち&れもん>(全国のイオンで販売)
・トリスハイボール<広島カープデザイン缶>(中国・四国エリア限定)
・トリスハイボール(濃いめ) <広島カープデザイン缶>(中国・四国エリア限定)
・トリスハイボール<夏、爽快Clear>(期間限定)
・トリスハイボール<ビターオレンジ>(期間限定)
・トリスハイボール<ジンジャエールハイボール>(期間限定)
・トリスハイボール<コーラハイ>(セブンイレブン限定)
・トリスハイボール <ピールレモン>(ファミマ・サークルKサンクス限定)
・トリスハイボール <夜風のトニック>(ローソン限定)
・トリスハイボール <レモン&ライム>(期間限定)
・トリスハイボール <すだち&レモン>(瀬戸内限定)
・トリスハイボール
・トリスハイボール <三ヶ日みかん>(東海・北陸限定)
・トリスハイボール <鹿児島ぼんたん>(九州限定)
・トリスハイボール <香川キウイ>(瀬戸内限定)
・トリスハイボール <ゆず>(期間限定)など
ハリスハイボール缶からはこれまでに多数の限定商品が販売されて参りました。
これらの商品は地域や季節、販売店舗など、様々な条件での限定発売となっており、消費者を飽きさせない企業側の努力を感じます。
トリスクラシックの概要
トリスクラシックは2015年に発売された比較的新しい銘柄です。
アルコール度数は37度と平均的なウイスキーに比べると度数は低めの設定です。
一般的な飲み方としてはハイボールにして飲まれる場合が多いです。
価格としては一般的な700mlのフルボトルで900円となっておりますが、実際小売店などでは大抵700円代で販売されており非常に手頃な値段で入手する事が出来る銘柄です。
ドラッグストアなどでは600円代で販売されているという場合も多いです。
トリスクラシックの優れている点は価格が安いという点以外にも日本中のどこであっても簡単に入手をする事が可能な点です。
いくら値段が安くても売っている所を見かけないのでは意味がありませんからね(´・ω・`)
トリス クラシックは価格が安くてどこでも手に入るという点が非常に魅力な銘柄です。
因みにトリスとはサントリーの創業者である鳥井信治郎の物という事から「Torys(鳥井の)」その名がつけられました。
トリスクラシックのボトルデザインについて
ボトルのデザインは割とシンプルです。
真直ぐ伸びた四角柱型のボトルに黒いラベル。
装飾などは少なく分かりやすいのですが見た目については個人的にあまり好みではありません。
クラシックを謳うのは結構ですが安っぽく見えてしまう点はいただけません。
ストレートで飲んでみる
まずはストレートで味を確かめてみます。
液色は平均的なウイスキーの色です。
香りは至近距離からでもあまり届きません。
ほんのわずかに感じ取れる香り自体も、どこかぼんやりとしていて曇った印象。
う~ん。
この時点での評価は厳しめです…(´・ω・`)。
ちょっと怖いですが飲んでみましょう。
飲んだ印象としては非常に辛いです。
最初から最後までアルコールのアタックが前面に出てきます。
余韻を感じている余裕もありません。
微かに香る風味はどこか甘ったるい感じがしますが、その他には殆ど何も感じません。
トリス クラシックはストレートという飲み方には合わない銘柄だと思います。
まずいです。
43点。
次はトワイスアップです
次の飲み方はトワイスアップです。
水とウイスキーは1:1。
加水をしてみると香りが変わりました。
といっても香りの強さ自体はそこまで多くはありません。
まだまだ非常に弱いですが、どこかフルーティーで酸味のある爽やかな香りが出てきます。
文字通り香りが開きました。
この銘柄には何も期待していなかっただけに正直意外です(´・ω・`)
ウイスキーらしいフレーバーを感じます。
味わいについても伸びが良くなり飲みやすいです。
味は決して美味しいという訳ではありませんが、ストレートの時ほどはっきりとまずい事はありません。
ただし味わい自体に深みや複雑さが無い事には変わりありませんのでうまい訳でもありません。
46点。
ロックで味を確かめます
次はロックで味を確かめます。
やはりこの飲み方では香りが閉じますね。
殆ど何の香りもしません。
完全に引きこもっています。
ロックの場合はウイスキー自体が冷やされたことで辛味も比較的落ち着き割と飲みやすいです。
うまいとは言えませんが嫌いではありません。
47点。
ハイボールで味を確かめます
最後はハイボール。
トリスと言えばやはりハイボールですよ(`・ω・´)トリハイ
味わいとしては非常にライトで飲みやすいです。
良い意味でも悪い意味でも特徴的な香りを殆ど感じませんので、食中酒には最適だと言えます。
恐らくはサントリーの方もハイボールでの運用をメインにこの銘柄をブレンドしているのでしょうね。
こういう形の味わいも嫌いではありません。
徹底的なまでにボディを軽量化して薄さを極めた銘柄がトリスクラシックなのかもしれません。
55点。
リピートの有無と全体的な満足度
700mlのフルボトルサイズでは買う事は無いと思います。
180mlであれば漬け込み酒用や飲み比べの為に買う事もあり得ます。
トータルの評価として、トリスクラシックは少なくとも家飲みには自分的にはあまり適さない銘柄であると思っています。
お店での飲み会であれば良い意味で人との話や料理がメインとなりますのでウイスキーの味が多少物足りなくてもあまり気になりませんが、家で飲む場合はどうしても味に意識が集中してしまうのでこの銘柄の持つ粗が目立ってしまいます。
ハイボールにする事でなんとか飲むことは出来ますが、全体的に旨味に欠けます。
その様な事もありこの銘柄に対する個人的評価は厳しめです。
トリスクラシックは初心者向けか玄人向けか
どちらでもありません。
初心者が飲むとウイスキーに対する偏見やトラウマを産み出しかねない銘柄ですし、ウイスキー玄人の方はそもそもこの銘柄に自分から手を出す事は無いと思います。
強いて言えばハイボール向きですね。
それ以外の活路は今のところ見出せません。
トリス クラシックのおすすめ度やコスパについて
割って飲むことに限定すればアリですが、それ以外の用途であれば、あまり人にはオススメ出来ないというのが本音です。
「トリスウイスキーについて | トリスクラシック」の総評
本日はトリスウイスキーの歴史についてのお話とトリスクラシックのテイスティングレビューを行いました。
トリスウイスキーは古き良き時代の日本を代表するお酒のひとつですが、その銘柄が今も尚世代を越えて脈々と受け継がれているという事は非常に素晴らしい事だと思います。
今回トリスクラシックには厳しめの評価を行いましたが、私自身はトリス関連の商品全てにその様な目を向けているという訳では決してありません。
その他のトリスハイボール缶等については個人的には結構気に入っており、割とよく飲みます。
トリス缶はウイスキーらしさは控えめですがその分軽くて非常に飲みやすい構成になっており私は結構好きです。
そういったハイボール缶の商品についても近日中にレビューを行いたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。
それでは今日はこの辺で(´・ω・`)ノマタネ
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